海游葬Q&A

Q.海游葬ってどのようなものですか?

A.一般的に自然葬や散骨といわれる葬送の方法のひとつで、宮古列島の海に、ご遺骨をお還しすることにより執り行います。
宮古島でご葬儀を行うということではなく、ご葬儀をお済ませになられた後、海游葬を執り行っていただくことになります。
弊社では、母なる海・宮古島の蒼く澄んだ海にご遺骨をお還しすることにより、故人がウミガメやイルカとともに、世界の海を回遊して頂けることをイメージし、この葬送の式を「海游葬」と名付けました。

Q.既に納骨した故人でも海游葬はできますか?

A.ご遺骨を分骨し、その一部を海游葬として執り行うことができます。その際は、分骨証明書をご準備頂くことになります。

Q.宗旨に問題はありますか?

A.特に宗旨宗派は問いません。海游葬は葬儀ではなく葬送の儀式(セレモニー)ですので、どの様な宗派の方でも執り行うことができます。

Q.散骨を実施する時期は?

A.四十九日を過ぎてから執り行うケースが多いと思われますが、時期については故人やご遺族様のご希望の日程で準備することが可能です。

Q.海洋散骨は法律に触れないのですか?

A.日本の法律では特に問題になることはありません。
法務省、厚生省は「節度をもって葬送のひとつとして行われる限り違法ではない」という見解をだしています。

Q.役所などに届け出する必要がありますか?

A.散骨をするにあたって、役所などの届け出は必要ございません。
ご依頼時に「埋火葬許可書」や「分骨証明書」などをご提示して頂き、故人やご遺族の同意を頂ければ結構です。

Q.海洋散骨した場所にお参りできますか?

A.散骨した地点は正確に測定していますので、何度でもお参りすることができます。
また、世界中の海はつながっていますので、お帰り後も海を見るたびに「故人は今どのあたりを旅しているのだろう?」と思いを馳せるご家族もいらっしゃいます。
弊社では、故人を偲んでのメモリアルクルーズも実施していますので、数年に一度など、ご家族での宮古島旅行の機会などにご相談ください。

Q.海游葬を行う場合の意思決定は?

A.故人が海游葬を望んでいても、ご遺族がそれを許さない風潮もあります。
あくまでも故人の遺志が尊重されることが望ましいと考えます。
そのためには、遺言書などに海游葬を希望する旨の意思を遺すことも有効でしょう。
常日頃から関係する親族の方々にもご理解頂くようお話し合いをされておくことが必要です。

Q.海洋汚染についての問題はないのでしょうか?

A.遺骨(遺灰)の主成分はリン酸カルシウムであり、環境への問題はありません。
ただ、宮古島の海にはウミガメやイルカ、クジラなどの海洋生物が多く生息していることから、形見などを海に投げ入れたりすることはできません。
弊社では、レイのお花をご遺骨と共に海にお還し致しますが、その際、レイに使われている糸でさえも取り外して頂いております。

Q.当日の天候不順の場合はどうなるのですか?

A.海游葬のための出航は、実施日の天候により、船長の判断により決定します。
気象状況の変化に伴い、出航時には天候が良くても、沖合の状況が悪い場合は、参列者の方々の安全を最優先とするため、セレモニーを延期することもあります。
その際は、滞在中に再度日程を調整させて頂きますが、天候の回復が悪く滞在中に執り行えない場合は、参列者ご帰宅後、神父が参列者の代理として海游葬を執り行います。
弊社では、ご遺族の方々が確実に海游葬にご参列頂けるよう、宮古島滞在に余裕を持った旅行日程をお勧めしております。

Q.散骨当日は喪服を着ていくのでしょうか?

A.ご葬儀ではありませんので、喪服で参列される方はいらっしゃいません。
乗船後目的地まで行き、そこで海游葬を行いますので、動きやすい普段の服装がよろしいと思います。

Q.小さな子供がいるのですが大丈夫でしょうか?

A.ライフジャケットをご用意しておりますが、ご心配の場合はベビーシッターをお手配致します。